14 ルーティンとしての「食事」

 生活習慣を整えるルーティンとして、今回は「食事」について触れます。

 あなたは、毎日健康的な食事をしていますか?

 健康的な食事と言っても、人によっていろいろな考え方があり、一概には言えませんが、教師にとって(人にとっても)どういった食事が健康に良いのかについて、私なりに考えていることを伝えたいと思います。(ここでは食事の時間や回数ではなく、食べ物に絞ります)

 まず、「人の身体は、食べ物でできている」と言われます。そうだろうと思います。

 一方で、現代の食事内容(食べ物)そのものが以前に比べ、人の身体にとってよくない状況になってきていると言われています。

 戦後、食事の欧米化により多種多様な食料品が増えたことはよいのですが、便利で手軽に食べられる冷凍食品や食品添加物をいっぱい含んだ加工食品が大量に出回るようになったことです。

 たくさんの食料があふれ、今でこそ飢餓で命を落とす人はいません。

 しかし、人の身体に悪い影響を与えていると言われる加工食品の増加により、多くの病気や疾患が現れてきていることを医者や医療従事者、専門家などが指摘しています。

 私は、特にガンや食物アレルギー疾患などが気になっています。

 戦前には、ほとんどなかった病気や疾患だからです。

 現代の食べ物が身体に大きな悪影響を及ぼしていると知り、とても心配しています。

 もちろん、食事には「楽しく(楽しんで)食べる」という側面もあります。

 それはそれで、幸せなことであり、大切なことだと思います。

 だから、多少身体に良くない食品だと分かっていても、多くの人がそのことをあまり気にせずに食べているのが現代です。

 楽しさにつながる食事をよしとする見方には、確かに一理あると思います。

 しかし、もっと視点を長く広くもった時に、本当に今のままでよいのだろうかと思うのです。

 日本人の平均寿命は年々上がってきていますが、いわゆる健康寿命はほとんど上がっていないと言われています。

 晩年を健康に生きている人(他人からの介護が不要で、寝たきりでない人)がそれほど増えていないのです。

 つまり、長寿にはなりましたが、70~80代という晩年の10年間を、健康で生き生きと過ごしている人は少ないということです。

 人生100年時代と言われていますが、こうした晩年の不健康な状況は、私はやはり現代の食事に大きな問題があると考えてもよいのではないかと思っています。

 話が少し逸れてしまいましたが、教師にとっての食事も、そうしたことを十分考えていかなければならないと思っています。

 話を戻します。では、いったいどういった食事が私たちの健康に良いのでしょうか。

 私は、人にとって大切な食べ物は、「自然に還れ」ではありませんが、やはり「自然が一番」だと思っています。

 基本的には、「和食」になるだろうと考えています。

 できるだけ自然に近い食品(加工食品ではない物)が良いと思うのです。

 農薬や食品添加物が大量に使われている加工された食料品ではなく、自然の中で採れた新鮮な食材を中心に摂るようにしたいと考えます。

 ただ、あまりにも極端に自然食品にこだわるのも、現実的ではないと思います。

 油で揚げたものや味の濃い食べ物、塩気の多い食品など、身体によくないと言われているものも、時々であれば、それこそ「楽しさ」を優先した食事としてあっても良いのではないでしょうか。(私もそこまで厳密にはこだわっていません。時と場合に応じて、必要な場合もあるでしょう)

 私がこういった食事の大切さを訴えるのは、実は自分自身が以前の油っぽい肉食中心の食事から、現在の自然食品(新鮮な野菜や魚・海産物、玄米など)を中心とした質素な食事に変えたことで、体調がとてもよくなったからです。

 以下に、そのよくなった点について挙げてみます。

 ・体重がかなり落ち、身体が軽くなった

 ・それまで患っていたアレルギー性の花粉症(鼻炎)が随分軽減された

 ・定期健診でよく引っかかっていた胃の状態  が、とてもよくなった

 ・風邪をひかなくなった

 ・体調不良がほとんどなくなった

 ・幼い頃から食物アレルギーで(40年以上)食べられなかった甘エビが食べられるようになった(これには、本当に驚きました)などです。

 食べ物を変えることで、これほど人の身体は変わるものなのかと、改めて考えさせられました。

 あなたも体調不良で悩んでいるようであれば、ぜひ試してみてほしいと思います。

 今回は、食事について書きました。

 日常瀬活の中で少し意識するだけでも、徐々に効果は上がってくると思います。

 ただ、やはり健康を考えた時に、一つのことだけではなく、これまで取り上げた「運動」「睡眠」「食事」など、様々なルーティンを良いものに変えていくことが大切です。

 教師として、健康的なルーティン(習慣)をこれまで以上に意識していきたいものです。

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