11 「明るさ」と「素直さ」

 あなたは、子供たちから見て、どんな教師として映っているでしょうか?

 教師として、ぜひ身につけてほしいことがあります。

 それは、「明るさ」と「素直さ」です。

 理由は、簡単です。子供たちは、そういう先生が大好きだからです。

 まず、人は誰でもそうだと思いますが、基本的に明るい人が好きです。

 中には「暗い人がいい」という人もいるかもしれませんが、ごく少数でしょう。

 特に教師にとって、「明るさ」は、重要な資質・能力となります。

 子供たちに与える印象が違いますし、子供たちから慕われたり好かれたりするためにも、ぜひとも必要な要素です。

 また、非常にプレッシャーの多いストレスフルな環境にある教師にとって、この「明るさ」が何より重要な力になってきます。

 「明るさ」がないと、なかなか教師を続けていくことが難しくなるのです。

 メンタルの力(強さ)といってもよいかもしれません。

 教師には、精神的に辛い状況に陥ったとしても、「明るさ」で乗り切っていかなければならない場面がとても多いように感じます。

 ちょっとやそっとのトラブルや出来事にもびくともしない「明るさ」を、身につけていきたいものです。

 様々な問題やマイナス要因を、「明るさ」で吹き飛ばすぐらいの気概をもてると良いです。

 さらに、そこに「明るさ」を元にした「笑い」があれば、なお良いです。

 一日の中に「クラスの子供たちと共に、楽しく笑い合う時間を必ず1回はもつ」ぐらいの気持ち(=明るさ)がほしいですね。

 ある意味、そうでなければ教師はやっていけないと言ってもよいほどです。

 それぐらい大変な職業だと思います。(もちろん、その分やりがいは大きいです)

 もう一つは、「素直さ」ですが、これは、間違えたり失敗したりした時に、素直な気持ちで子供たちにそのことを伝えたり謝ったりすることができますか、ということです。

 どうでしょう…中には、なかなか難しいという先生もいるかもしれません。

 しかし、教師もしょせん一人の人間です。必ず間違いや失敗をします。

 その時に、素直に過ちを詫びたり謝ったりすることは、人として当然のことでしょう。

 そういう担任の姿を子供たちはしっかりと見ています。

 そんな姿を見て、子供たちは決して先生を見下したり、軽蔑したりはしません。

 むしろ、教師の誠実な人柄を感じ取っていると思います。

 例えば、次の学級活動で学級集会をしようと約束したにも関わらず、学校行事の関係でできなくなってしまったとします。

 そんな時などは、集会を楽しみにしていた子供たちに素直に謝りましょう。

 もちろん、これ(約束を守れなくなったこと)を繰り返してはいけません。また、後日実施することを必ず約束するのです。

 一見、教師のだめな部分やよくない面を見せてしまうように思いますが、そうではありません。

 そういう教師の素直な姿は、必ず子供たちの心に伝わります。

 そして、何よりも、人としてのあり方を一つのモデルとして示すことになります。

 これは、まさに生きた教材です。

 子供たちもだんだんと素直になっていくことは、間違いありません。

 だから、教師も素直に自分を見せていけばよいのです。

 「明るさ」と「素直さ」を、これからも大切にしていきましょう。

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