あなたは、毎日子供たちと一緒に過ごしていて、感心したり、感動したり、感謝したりすることがありますか?
幸せなクラスや幸せな教師を目指すのであれば、自分の中に、この感心・感動・感謝という「3つの感」を育てましょう。
その理由は、3つあります。
1つめは、教師は、「感心」を通して、子供たちの人間性や能力、姿勢・態度などの良さや高まりを心に刻むからです。
2つめは、教師は、「感動」を通して、子供たちの良さや特性を心から感じ取り、もっとその良さや特性を伸ばしていきたい(伸ばしていってほしい)と強く思うからです。
3つめは、教師は、「感謝」を通して、子供たちとの人間関係を、より素敵で幸せなものに高めていくことができるからです。
例えば、授業中にこんな場面は、ないでしょうか。
ある子供が発言した後に、クラスの別の子供が
「へえ〜、○○さんって、優しいんだね」
「□□さんの考え、おもしろいね」
などと、つぶやく場面です。意外とよく見られる場面だと思います。
ただ、もしかすると、そのまま何事もなかったかのように次の場面に移っていくことが多いかもしれません。
しかし、「3つの感」をもつ教師は、そこですかさず言います。
「△△さんのつぶやき、すごく良かったね。そんなふうに友達のことを見ていたなんて、感心(感動)したよ」
「□□さんの考えの面白さに気づいた◇◇さんも、すごい!何だか私(先生)もうれしくなったなあ。ありがとう!」
そんなふうに、教師が子供たちのちょっとした場面や何気ない言動を取り上げ、意識的に感心や感動、感謝を伝えるようにすると良いと思います。
教師にとって大切な「3つの感」を高めつつ、ぜひ実行していきましょう。