146 どうすることが本当に子供のためになるのか…⑤

 学校を子供たちにとってもっと楽しく学習ができる、楽しい場所にするためには、どうしたらよいでしょう…?

 ICT機器を活用したり、子供同士が関わりながら対話を通して考えたりすることが、重要になるでしょう。

 また、学習内容の部分で見直しをすることも必要ではないでしょうか。

 「学校では、こんな楽しいことが学べる」「人として、将来こういう力が必要になる」「学ぶことは楽しい…だから学校へ行くのが楽しい」「早く学校に行きたい」…学校では、今そういうことが求められているのではないでしょうか。

 「明日も行きたくなる学校」とは、いったいどんな学校でしょう…?

 本当に子供のためになる学校(教育)とは、いったいどういうものなのでしょう…?

 間違いなく、今の日本には「教育改革」が必要だと私は思っています。

 これまで述べてきたことを整理してみます。

○各校の独自性を打ち出す学校制度(多様な学習内容の充実、特化した学校の創設)

○自分で選ぶことができる学校選択制度(学区制にこだわらない制度)

○自分で選ぶことができる学習課程(自由選択学習、個別性の重視)

○義務教育制度の見直し

(以下は、小学校1年生~中学校2年生(8年間)を義務教育とする例)

小学校1~4年生:スタンダード(基礎・基本)学習を行う

小学校5~6年生:セレクション(選択)学習を行う

中学校1~2年生:スペシャル(専門)学習を行う(以降は高等教育へ)

○学習指導要領(学習内容)のスリム化

などです。

 また、外国語(英語)学習やプログラミング学習などに加え、金融学習やコミュニケーション学習、ディベート学習、性学習、夢創造・偉人学習など、今の教育課程にはないような新しい学習(人や大人として必要だと思える学習)を充実させていくことが重要だと考えます。

 他にもあるでしょうが、今はこのような教育改革案を考えます。

 「どうすることが本当に子供のためになるのか」について、これまでいろいろな持論を展開してきました。他にも、もっと効果的で実現可能性の高い教育改革のあり方があるかもしれません。

 いずれにせよ、教育関係者が真剣に考え議論していくことこそがまさに「喫緊の課題」だと思います。

 もはや「教育改革」は、間違いなく「待ったなし」です。

 あなたも、「どうすることが本当に子供のためになるのか」を共に考えてみませんか。

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学校教育
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