「朝読書」のメリットの一つに、豊かな心の醸成や、一日の最初に心を落ち着け、自身を見つめる思索や想像の時間をもつこと、1限の授業にスムーズに入っていけるということがあります。
実はこれは、学校における子供たちだけの話ではなく、私たち大人も同じだと思っています。
朝、心を落ち着けてじっくりと本に親しむことは、とても良いことです。
朝は、一般的には誰もが忙しく、とても慌ただしい時間です。(あなたの家庭はどうですか?)
できるなら、少し早めに起きて、1日のスタートに「朝読書」を行うことをお勧めします。
例えば、出勤前や朝食前などに行うということです。そうすることで、一日をとても気持ちよくスタートできますし、心に余裕をもって生活できると思います。
これを続けていくことで、きっと自己肯定感も高まることでしょう。
どうしても朝の読書は難しい、という人もいると思います。
本を開いて読み始めることに大きな負担や抵抗を感じる人もいるかもしれません。特に、読書嫌いの人にとっては苦痛でしかないでしょう。
朝早くから自分の嫌いなことをするほど、辛いものはないですよね。
そういう人は、仕事に関する関連資料に目を通すだけでもよいと思います。
教師であれば、授業に関する指導書を読んだり、資料を作成する事前準備のための書籍に目を通しておいたりするのもよいでしょう。
とにかく、何か目を通す予定のものを見たり読んだりしておくということです。自分が取り組みやすいものから始めるのがよいと思います。
そうすれば、授業の準備になったり、今日やるべきことができたりして、一石二鳥だと思います。
もしそれも難しいという人は、趣味の本でもよいでしょう。
自分の好きな雑誌やまだ読んでいない漫画本など、そういった種類の本であれば、読む気になるのではないでしょうか。
いずれにせよ、何か少しでも活字のある本(絵やイラスト、漫画などを含む)を読むということが大事です。「漫画なんて…」という人がいますが、私は「漫画も良い」と思っています。漫画には、漫画の良さがあるからです。
ビジュアル的に目に入ってきた方が理解しやすく、興味をもちやすいという人が多いこともあります。
いずれにしても「読む」という行為そのものが、自分の心を見つめたり何かの気づきにつながったりします。
あまり固く考えず、「自分にプラスになる」と思って、気軽に取り組んでいくことが大切です。
いずれそれが、本当に自分の学びや成長につながっていくはずです。
必ずつながっていきます。私はそう思っています。
だまされたと思って、一度ぜひやってみてほしいです。