「家庭教育を見直すこと」について、もう少し考えてみたいと思います。
子供のよりよい成長のためには、家庭全体が落ち着いていて、明るく幸せな雰囲気の中で穏やかに暮らすという基本的な生活基盤が最も大切だと言いました。
実は教師は、我が子はそっちのけで一生懸命他人の子供に教育を施しているような立場です(失礼。しっかりと我が子の教育をしている方はもちろんいらっしゃいます…)が、あなたはどうでしょうか?
と言いつつ、恥ずかしながら私は我が子の教育にはそれほど手をかけてこなかったクチです。もっぱら、妻に任せきりでした。(その分仕事に力を注ぐことができたので、妻には本当に感謝です)
あなたは、我が子の教育にどのように関わっていますか…?
夫婦で良い形で役割を分担し、お互いに納得のいく形で子供の教育ができていれば言うことはありませんね。
ただ大きなお世話かもしれませんが、一度家庭教育を見直すということをやってみてはどうかと思います。と言っているだけでは信用されないので、私も見直してみました。
そこで、仕事の面でかなり余裕ができた現在、できる限り子供の面倒をみようと思ったのですが、逆に妻に断られてしまいました。(これまでと同じように生活していくのがよい、という意味で)なので、家事に関する必要以上のことはしないことにしました。
今は意識して、家族一人一人とコミュニケーションを取るようにしています。
これまで会話を交わすことの少なかった息子や娘と、結構話すことが多くなったように思います。
ところで、あなたの家庭では、毎朝家族と「挨拶」を交わしていますか?
「挨拶」はコミュニケーションの基礎・基本といってよく、人間関係を結ぶ意味でも、なくてはならないものだと思っています。家族でも、それは同じです。
だから、家庭教育を見直す時にまず考えてみたいのは、「挨拶」です。
この「挨拶」がよく交わされているかいないかで、その家庭の雰囲気がかなり違ってくるように思いますが、いかがでしょうか?
・朝起きてきて、誰か家族の顔を見たら挨拶をする…「おはよう!」
・家を出て、学校や仕事に行く時に挨拶をする…「行ってきます!」「行ってらっしゃい!」
・学校や仕事から帰ってきた時に挨拶をする…「ただいま!」「おかえり!」
・夜寝る時に挨拶をする…「おやすみ!」(私は最近、この後に「今日もありがとう!」と付け加えるようになりました)
以外と大事なのは、「!」を付けることだと思います。
どうしても形式的になってしまいがちな「挨拶」ですが、「!」を付けることで、多少なりとも気持ちのこもった言葉になります。
気持ちだけの問題かもしれませんが、それでも言われた方は、少しは嬉しい気分になるのではないでしょうか。
「挨拶」については、その他にも「ありがとう!」「ごめん!」などがありますが、どの言葉にせよ、口に出して伝えることが大切だと思います。
この「挨拶」があるだけで家庭の中が明るくなりますし、幸福感に包まれる感じがします。見直すとともに、ぜひやってみてほしいと思います。
すでに実践しているという家庭で、「こんなこともするといいよ」といった「挨拶」例があれば、ぜひ教えてほしいです。