119 教育には、お金が必要である…①

 ある新聞によると、文部科学省が、現在小中学生が授業等で使っている一人1台の学習端末について、その「更新費用」を国の全面負担とする方針を決めたとのことです。

 この学習端末は、2019年に文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」が元となっているものです。

 全国の国公私立の小中学校の子供全員にデジタル端末を整備するという計画です。

 本来は、もっと長い時間をかけて整備する予定だったようですが、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大により、オンライン学習への早急な対応が求められ、急ピッチで進められたという経緯があります。

 端末にはバッテリーの耐用年数(4~5年)などから更新が必要で、地方自治体はそれを国が負担するよう以前から国に要望していたようです。

 今回、それが国から約束された形になり、本当に良かったなと思っています。

 私は何が言いたいかというと、こうした子供たちの教育に関わる大事な政策や実施計画に対して、国には大いにお金を使ってほしいということです。

 教育には当然のごとくお金がかかり、そこに予算をしっかり充てて実行していかないことには日本の将来は暗い、とすら思っているからです。

 要するに、子供を育てることにもっと力を入れてほしい、教育をもっと大切に考えてほしいということです。

 少し視点は変わりますが、昨今の「少子化問題」は、日本が教育というものをあまり重視してこなかったことに、要因の一つがあるのではないかと思っています。

 少なくとも、「子供を産み、育てる」「将来の国を背負う人のあり方を考える」ということに対して消極的だったと思わざるを得ません。

 世の中では、相変わらず「経済復興」が声高に叫ばれています。

 政治家の公約の中にも、必ずと言っていいほど、これらに対する政策が盛り込まれています。確かに重要なことで、それは否定しません。

 しかし、「経済」にはたくさんのお金と人材、知恵を注ぎ込むのに、「教育」は2の次、3の次のようで、少しのお金しか積まないような感覚を覚えます。

 上記のような嬉しいニュースを耳にするにつけ、私は最近になってようやく少し教育の重要性の理解が進んできたのではないかという思いをもちます。

 それ自体は、とても良いことです。

 だから、この方向性を今後も大事にしながら、子供の教育にお金と人材とアイディアを投入していってほしいと願うばかりです。

 国の将来を担うのは、子供たちです。その未来の大人を育てるのは、今の大人です。

 子供のことを「国の宝」と言いながら、本当に宝のように大切にしている日本国だと言い切れるでしょうか。

 「残念ながら、そうではない」と思ってしまうのは、私だけでしょうか…。

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学校教育
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