76 「学校大好き」な教師が素敵な学校をつくる…②

 前回、「学校大好き」な教師が素敵な学校をつくる、という話をしました。

 「チーム学校」のレベルを上げるためには、どうすればよいと思いますか…?

 どんな職種であれ、組織として仕事を進めていく時に、「報告・連絡・相談=ホウ・レン・ソウ」は、必要不可欠です。

 一般的な教師であれば、何かあった時には、上司である教頭先生に行うのが基本です。(その前に、学年主任や生徒指導主事などに連絡しておくのは当然のことです)

 もちろん、ちょっとした連絡や相談を日頃から身近な先輩などに事前にしておくことはあります。(ケースバイケースです)

 いずれにせよ、互いに思いやり、支え合って頑張ろうとするメンバー(教職員)は、学校における「仲間」と言えます。

 学校というチームをよくしていくためには、「ホウ・レン・ソウ」が大切だと誰もが思っていると思います。

 また、一般的には「部下が上司に対して行うもの」というイメージがありますが、それだけではなく、「上司も部下に対して行うべきもの」だと、私は思います。

 つまり「ホウ・レン・ソウ」は、双方向がキーポイントだということです。

 上司が部下に「報告・連絡・相談」をすることは、多くはないかもしれません。しかし、ぜひともするべきことだと思っています。

 なぜなら、そうすることで部下も上司に積極的に「ホウ・レン・ソウ」をしようという意識が育つからです。

 部下にとっては、やはり「ホウ・レン・ソウ」は苦手で、あまりよいイメージのないものだと思います。「できれば、したくない」と思っているのではないでしょうか。それでも必要であることも、たいていは分かっているものです。

 何を言いたいかというと、要するに「ホウ・レン・ソウ」は、コミュニケーションだということです。「お互いの意思疎通を図ること」なのです。

 そうであれば、やはり一方通行ではなく、双方向で行うことが重要です。

 そういう意識をもっていないと、スムーズな「ホウ・レン・ソウ」ができる訳はないと思っています。

 「ホウ・レン・ソウ」がうまく働くかどうかは、部下よりも上司の立場にある人にこそ必要な意識だということです。

 上司や先輩の教師には、ぜひそういう気持ちで行ってほしいと思っています。

 もちろんコミュニケーションなので、口で言うほど簡単なことではありません。

 しかし、上司の方から積極的に「ホウ・レン・ソウ」を行うことで、その大切さが部下に伝わり、スムーズな「ホウ・レン・ソウ」が生まれやすくなるのは間違いないでしょう。

 上司からの積極的な「ホウ・レン・ソウ」が部下の積極的な「ホウ・レン・ソウ」を生む、ということです。

 また、そうなると、日頃からの人間関係やコミュニケーションのあり方が大きく影響することは言うまでもありません。

 だから、「チーム学校」なのです。

 そのためにも(今日の最初の質問に戻りますが)、私は「雑談と相談=ザッソウ」を推奨しています。

 「雑談と相談=ザッソウ」とは…? 

 これについては、次回書きます。

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学校教育
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