3 「担任を楽しむ」(Ⅱ)

 

 あなたは、子供たちと一緒に、楽しい時間を過ごしていますか?

 授業(学習)は本来楽しいものである、とよく言われますが、なかなかどうして楽しい授業というのは、結構レベルの高いものです。

 子供たち全員が楽しく、学びの深い授業となると、さらに高度な授業になります。

 もちろん、いつもそうあることが理想ではありますが、やはり実際には難しいでしょう。

 いつもいつもできる訳ではないと思います。

 私がそうでしたから…。(言い訳っぽいですが…)

 そうした中でも、もっと単純に子供たちと楽しい時間を過ごすことができます。

 それが、遊びです。休み時間やちょっとしたスキマの時間を利用して、遊ぶのです。

 ちょっとしたゲームやおしゃべりでも良いです。

 クラスの中に、ほんのちょっと、ホンワカとした時間を意図的につくるのです。ブレイクタイムのようなものです。

 長々とやるのは、いけません。ほんのちょっとの時間を使うのです。

 昨日の楽しかった出来事をおしゃべりしたり、手遊びのようなゲーム(両手で、グー・チョキ・パーをずらしながら行うなど)をしたりするのでも良いのです。

 こういった時間は、ある意味ムダなようで、とても有意義な時間です。

 子供たちの笑顔があふれる素敵なひとときが演出できると良いです。

 そんな子供たちの笑顔を見ていると、こっちもついついうれしくなったり、楽しくなったりします。

 学校生活の中に、ぜひ取り入れてほしいと思います。

 一日の中に、あえてそうした時間をつくるようにしていくことと、担任自身が共に楽しもうと意識することが、教師も子供たちも学校生活をより明るく楽しいものにできます。

 クラスのリーダーである、担任としての力の見せ所でもあります。

 「明日は、何をしようかなあ。何を話題にしたらいいかな…」などと前日に考えておくのも、一つの楽しみになります。

 それから、休み時間を大いに生かしましょう。

 子供たちと大いに関わり、共有できる時間を大切にしたいものです。

 スポーツをして遊んだり、一緒にゲームをしたりすることに没頭しましょう。

 体を動かすのが苦手という先生もいるかもしれませんが、ここはチャレンジです。

 運動不足解消だと思って、子供たちとの時間を楽しみましょう。

 無理のない程度でいいのです。実際に動き出せば、意外と気持ちのリフレッシュにもなります。(教材研究や授業の準備に充てる、などと言わないで…)

 この時間も、何より「子供たちの笑顔」が重要です。

 少し工夫が必要ですが、周囲の状況に目と心を配り、活動を楽しみながらも、子供たちの様子(笑顔が見られるか、安全か)をしっかり把握したいところです。

 「楽しむ」と言いながらも、担任教師としての仕事(役割)をする訳なのですが、ポイントは、やはり「楽しむ」ということです。

 嫌々やることは楽しくありませんし、誰しも続きません。

 でも、楽しいと思うことができれば、これからも続けたいと思います。

 さらに、子供たちや自分に良いこととして返ってくると、さらに継続しようという意欲に繋がります。

 では、子供たちと遊ぶことによる、良いこととはいったい何でしょう?

 それは、次のようなことです。

・先生自身が楽しい

・子供たちと仲良くなる

・子供たちとの信頼関係が深まる

・子供たちが先生を好きになる

・先生が子供たちをより好きになる

・それぞれの子の特徴や良さが分かる(児童理解が深まる)

・子供同士の人間関係が把握できる

・子供同士の人間関係が良くなる

・みんなが健康になる

・みんなの心身のリフレッシュになる

など、本当に良いことがたくさんあります。

 私は子供たちと遊ぶことが好きで好きでしょうがなかったので、私から毎日積極的に子供たちを誘って、グラウンドやプレイルームで遊びました。

 あまりにも、「遊ぼう!遊ぼう!」と声をかけるものだから、子供たちから「遊ぼう先生」と言われるようになりました。(それが、今のブログ名になっています)

 私自身、本当に楽しかったですし、学級経営にも役立ったなと思っています。

 やらない手はないというくらいに、効果のある方法だと感じています。

 その点では、最近の教員はあまり子供たちと遊ばなくなったなあと残念に思っています。

 先生に遊ぶ余裕がないことも影響していると思いますが…。

 ただ私の場合、子供たちと遊ぶことを何よりも優先していたように思います。

 学級経営の柱の一つにしていましたし、本当に効果があると感じていたからです。

 あなたも、学級経営だと思って、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか…。

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