教員の離職者が少なくなり、精神疾患者が減るためには、いったいどうすればよいのでしょう…?
教師に精神的な強さが求められることは間違いないとしても、私は、教師という仕事が魅力ある職業であると、まずは世の中にアピールしていくことが大切だと思っています。
多くの人が
「だから教師は辞められない!」
「私も教師になりたい!」
と、思わず吐露するような状況を生み出さなければならないということです。
そのためには、どうすればよいのでしょう…?
私は、今の教師の人たちが「やりがい」を感じ、心からこの仕事を楽しいと思えることでしか、それは成し得ないのではないかと思っています。
教師が毎日楽しく授業をしたり、子供たちと楽しく関わったりするという、最も根源的な欲求や願望、夢の実現を果たすということです。
もちろん、それは子供を甘やかすことではありません。
教育は、子供たちに必要な知・徳・体の力をしっかりと鍛え、人としての成長を保障していくことが目的です。
その目的の達成を目指しながら、教師も子供もそれを楽しむという意味です。
「授業」や「子供たちとの関わり」の面で言うと…
①教師が授業を「楽しい」と思うこと
②教師が子供たちと一緒にいることや関わることを「楽しい」と思うこと です。
キーワードは、「楽しい」です。
私は「授業や指導の充実感・達成感」や「子供たちとの良い関係」が、教師としては最も大きいものではないかと思っています。
私の場合は、特に「子供たちとの関係」がとても大きく、それが思ったようにいく時といかない時とでは、気持ちのあり方がかなり違っていたように思います。
子供との関係が良かった日は充実感や満足感をもつことができ、子供との関係が悪かった日は気持ちが沈んだり落ち込んだりしていました。
だから、学校で「子供たちとどのように関わり、どんな気持ちで過ごすことができたか」ということが、教師としての「やりがい」に大きく関係していたということです。
あなたの教師としての「やりがい」は、明らかになっていますか…?
あなたの教師としての「やりがい」とは、どんなことでしょうか…?
私の見方・考え方とは違うという人も当然いると思います。
あなた自身の思いや気持ち、見方・考え方を大切にして、教師としての「やりがい」を確固たるものとして、積み上げていってほしいと思います。
あなたの教師人生は、まだまだ始まったばかりだと思います。
日本の教育の明るい未来を想像しつつ、あなたの活躍を期待しています。