「先生のことが大好きな子供たちの学力は、上がる」と書きました。
思い出してみてください。
子供の頃、学校で好きな先生の勉強は、よく話を聞きよく分かるし、その勉強が好きになってテストの点数も上がったということはなかったでしょうか。
自分のことではなくても、友達や知り合いから、一度ぐらいはそういう話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
もちろん教師として、授業の進め方や子供同士の関わらせ方など、適切な指導力や授業力は絶対に必要です。それなくして、子供たちの学力向上はありえないでしょう。
しかし、「好きこそ、ものの上手なれ」に似ていて、教師のことを好意的に思うことで、その教師の言うことをしっかり聞こうとするし、その教師が行う授業に対しても意欲的に取り組もうとするものです。
不思議なことかもしれませんが、心理学的にも納得できるのではないでしょうか。
また、いわゆる目に見える学力のみが子供の成長の全てではなく、徳や体の面を含めて人間的な成長を保障していくために、教師は広く人間としての研鑽や成長を目指していかなければならないことも確かです。
だから、学力の代表のように言われているテストの点数だけではなく、それ以外の人間的な成長も子供たちにしっかり保障していくべきです。
今の学校に必要なのは、「元気に楽しく授業をする」教師と「先生大好き」な子供たちではないでしょうか。
逆に言えば、学校は元気のない疲労感いっぱいの教師であふれている状況で、危機感を感じているということです。
そして、それに合わせて、先生のことが嫌いな子供たちが増えたように思うことです。
これは、残念ながら教師が生き生きとしていないことにも要因があると思っています。
だから、元気に生き生きと楽しんで授業をしてほしいのです。(そのためにも、働き方改革を進める必要がありますね)
それが子供たちの学力を上げ、成長につながると思っています。「先生大好き」な子供たちにつながると思っています。
かなり強引なことを言っています。
しかし、「元気に楽しく授業をする」教師と「先生大好き」な子供たち…それが、素敵な学校やクラスをつくると、私は本気で思っています。
あなたは、毎日元気に楽しく授業をしていますか…?
この問いに、自信をもって「はい!」と答えられる教師でいたいものです。