あなたは、毎日「朝起き」をしていますか?
「えっ、朝起き?早起きの間違いじゃないの?朝起きるのは当然なんだけど」と思った人は、すごいです。
当然、「朝起き」と「早起き」は違います。
前回伝えた「早起き」は、ご存じのとおり、朝、早い時間に起床することです。
「朝起き」は、ちょっと聞き慣れない言葉かもしれないので、この機会に覚えてほしいと思います。
「朝起き」とは、朝、自分が決めた時刻にちゃんと起きることです。
「なんだ、そんなことか。私はやっているよ」と言う人は、もう一度思い出してみてください。
目覚まし時計が鳴った瞬間、その音を止めてすぐに布団から起き上がっていますか?
できているという人は、「朝起き」を実行している人です。
かくいう私は、以前は当然のごとくできていませんでした。しかし、今はほぼできていると言ってよいです。
なぜ、そんなふうに朝決まった時間にきちんと起きるようになったのか。
それは、K氏という有名な人の講演で「朝自分で決めた時刻にちゃんと起きないと、自己肯定感がどんどん低くなっていく」ということを知ったからです。「本当にそうだな」と思ったのです。
その時刻に起きると自分で決めたはずなのに…、その時刻を目覚まし時計にセットしたはずなのに…、朝になると「後3分、後5分」などと先延ばしして起きる時刻を守らない自分、自分との約束を守らない自分、自分に嘘をつく自分、自分を裏切る自分・・・・。
そんな自分を毎日続けていると、いったいどうなるのか…K氏は、続けます。
「その事実は、深い心の奥底で(潜在意識の中で)『決めたことを守れない自分』や『自分に嘘をつく自分』を密かに認め続けることになり、結局は自己肯定感を低くしていってしまうのです。しかも多くの人はそのことに気づいていません。だから朝ちゃんと起きることです。だらだらとして、自分との約束を破っていてはいけないのです…」と。
それからの私は、自身の自己肯定感を少しでも高めようと思い、朝決めた時刻に起きることを課すようになったのです。
不思議なことに、この思いをもつようになってからは、かなり起きられるようになりました。もちろん前日早めに床に入るなどの心がけはしますが、慣れればそれほど苦痛ではなくなりました。
あなたは、どうですか?・・・・「朝起き」をしていますか?
私たちは、人生の1/3、毎日起きて寝るという睡眠を繰り返しています。
その人生の1/3の間、毎日単に起きるということだけで自己肯定感が大きく左右されるということになれば、これは大いに目を向ける必要があるのではないかと思うのです。
考えてみれば、「時間」は、私たちにとって「命」と同じです。
なぜなら、「時間」こそが自分が生きているということ、すなわち「命」と言えるからです。
これからも「朝起き」を実践し、自己肯定感を高めるとともに、朝の時間を充実したものにしたいと思っています。そして、少しでも自分が生きている時間(=命)を大切にしたいと思います。
共に「朝起き」を実践していきましょう!