17 学級経営のイロハ③「教室で子供たちを迎える」

 朝学校に出勤したら、出勤簿に押印したり、学習プリントの印刷や授業で使う教材・教具の準備をしたりするという先生が多いと思います。

 では、それらが終わり、子供たちが登校してくる頃に、あなたは何をしますか?

 担任として、まず行いたいことは、「教室で子供たちを迎える」ことです。

 教室内が整っていることは当然ですが、担任は、まずは教室で子供たちを迎えましょう。

 そして、教室に入ってくる子供一人一人に明るく元気に挨拶をするのです。

 もうすでに行っているという方は、素敵です。

 子供たちは、昨日の出来事や家庭での様々なことを経験し、いろいろな思いをもって登校してきます。

 その思いには、もちろんよいこともあれば、そうではないこともあるでしょう。

 朝ということもあり、気持ちが沈んだ状態で来る子も多いのではないでしょうか。

 家庭で嫌なことがあり、その感情を引きずって不安定な気持ちで登校してくる子もいるかもしれません。

 そんな時に、担任の先生が教室で待っていて温かく迎えてくれることは、子供たちにとって、とてもうれしいことではないでしょうか。

 担任からの明るい挨拶や笑顔があれば、さらに彩りを添えることになるでしょう。

 きっと子供たちも「今日も一日、がんばろう!」と思うのではないでしょうか。

 こうした教師からの思いやりや心配りが、クラスの中に明るい雰囲気をつくり出すことになります。

 地道な取り組みであり、大変な実践といえるかもしれませんが、やるべき価値のあることだと思っています。

 反対に、登校してきて、担任の先生の顔が見えず、どこにいるのかも分からない状態は、子供たちを不安にさせるのではないでしょうか。

 実際私は、以前子供から「朝教室に先生がおられると、なんだか安心する」と言われたことがあります。

 「子供たちに安心感を与える」という意味でも、ぜひ教室で子供たちを迎えてほしいと思います。

 そして、ぜひそれを続けてほしいと思います。

 繰り返し伝えてきましたが、毎日地道に続けていくことが、教育において(大変ですが)何よりも大切なことです。

 「教室で子供たちを迎える」…ぜひルーティンとして、習慣化していってほしいものの一つです。

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学校教育
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