「家庭教育を見直すこと」の第4弾です。
第2弾では「家庭内での挨拶」、第3弾では「母親の笑顔と父親の役割」について書いてきました。今回は、「対話をすること」について書きます。
家庭全体が幸福感にあふれ、子供たちが幸せそうに過ごす家庭をつくることが、私たち親の責任だという話をしました。
少し格好を付けた言い方になりますが、私は本気でそう思っています。
子供たちの幸せとは、それぞれの親の価値観や考え方で違うと思いますが、(もちろん、子供本人の価値観にもよりますが…)それらを元にして、そういう意識や思考をもって生活していきましょうという話もしました。
あなたの家庭(家族)は、幸せですか…?
「親子の仲が悪い」とか「家族で喧嘩ばかりしている」という話を聞くことがあります。
「喧嘩するのは仲が良い証拠」という言葉もありますが、中には本当に仲が悪く、家庭内が険悪な雰囲気になっているというケースもあります。
もちろん、時には喧嘩をするのもよいと思います。ただ常に嫌悪し、いがみ合っているような親子関係では困りものだなと思ってしまいます。
「親子だからこそ、感情がぶつかり反発し合ってしまう」ことも確かにあると思います。
しかし、基本的にはやはりお互いを好きであり、認め合っている関係が望ましいと感じます。
そういう関係をつくるためには何が大切かと問われると、私はやはり「対話をすること」ではないかと思っています。
「言葉を交わす」ことが人間関係の基礎・基本だと思いますし、第2弾で伝えた「挨拶」もその中の一つです。それは、家族でも全く同じです。
いや、家族こそそれを大切にするべきだと思います。
対話の中身は、大して重要ではありません。
対話は、コミュニケーションです。だから、どんな言葉であれ、家族の誰かと交わすことで、自分と家族が目に見えない心のキャッチボールをすることになります。
それがどれほど重要なことか、意外と分かっていない人がいるように思います。
家族ともっと言葉を交わしましょう、対話しましょう!
こう言うと、何を言ってよいか分からないという人がいます。
そのきっかけが、挨拶の言葉でいいのです。挨拶であれば、割と交わしやすいのではないでしょうか。
とは言え、挨拶のみでなく、言葉を交わし、対話をするということが理想です。
当たり前のことですが、人と人との良い関係の構築のためには、やはり対話をすることが重要だと思います。
決して自慢をする訳ではないですが、私は毎日必ず家族の一人一人と言葉を交わします。挨拶を交わすことはもちろん、学校や職場でのことや時には将来への思いや考えを聞いたり、くだらないギャグやお笑いコンビの話をしたりなどもします。
4人の10~20代の子供たち(中学生から社会人。一人は仕事の関係上、別居)と、本当にいろいろな話をします。
とても有り難いことに、家庭の中はいつも幸せな空気が流れています。
それは、日常生活の中で、何気ない言葉を交わすことによって流れている空気のように思います。
今回のテーマである「対話をすること」の大切さを改めて感じるとともに、そのことが「家族の幸せ」に大きく影響していると思っています。
言うまでもなく、対話は一人ではできません。家族に感謝したいと思います。