生活習慣を整えるルーティンとして、今回は「睡眠」について触れます。
あなたは、毎日しっかりとした睡眠がとれていますか?
しっかりとした睡眠をとるためには、質の良い睡眠が必要です。
そのコツは、「早起き」にあると私は思っています。
結局は、「早く起きる」ことが、「質の良い睡眠」につながると思うからです。
古来より「太陽が昇るとともに起き、沈むとともに休む」という、人間が長らく続けてきた生活習慣や生活の知恵を生かすことが、いかに重要かと考えさせられます。
それが生物として、最も自然な姿なのかもしれません。
また、昔から「早起きは三文の得」と言われますが、三文どころか、何十万、何百万円ぐらいの価値がある、と私は思っています。
少なくとも私にとっては、たくさんの良いことがありました。
例えば、次のようなことです。
・朝早く起きると、とても気持ちがいい
・空気がおいしい
・ご飯がおいしい
・体の調子がいい
・風邪をひきにくくなる
・自己肯定感が高まる(すっと起きれば起きるほど)
・自信がつく
・心に余裕ができる
・心が落ち着き、気持ちが安定する
・夜は早めに眠くなる
・深く眠れるようになる
・仕事がはかどる などです。
さっと思いつくだけでも、こんなに出てきました。
私にとっては、特に「自己肯定感が高まる」が、最も大きかったように思います。
ただ、私も以前は、夜遅くまで仕事をする生活が中心で、朝の遅い完全な夜型人間でした。
しかし、いざ朝型人間になってからは、自分でも驚くほど、たくさんの問題やよくないことが解決されていきました。(以前は、上のこととは全く反対の自分でした)
「私は、夜じゃないと力が発揮できない」とあれほど強く思っていたのに、それが全くの思い込みだったと思い知らされました。
「同じだけの時間を眠っていれば、いつ寝て、いつ起きても同じことだろう」と思っていた自分を反省しました。
また、いわゆる「できる(認められている)教師」は、間違いなく皆「早起き」の人でした。
そのことが分かってからは、自分も早起きをして、朝型人間を目指そうと思い立ったのでした。
あなたが現在、夜型人間だとしたら、朝型の生活を目指してみませんか。
なかなかしっかりとした睡眠が取れない、眠れないという教師は多いと思います。
特に睡眠は、精神状態に大きく影響されるからです。
精神状態や心の面を考えた時、教師は本当に厳しい職業だと思います。
人を相手にし、人と関わることは、心を遣い、大きなエネルギーを使うからです。
一日中、人を相手にし、人と関わっているのが教師です。
そんな教師だからこそ、しっかりと睡眠をとり、ゆっくりと休むことで、英気とパワーを養う必要があります。
にも関わらず、十分に眠れていないのが現状でしょう。
精神疾患やうつ病(症状)になる教師が多いという実態もあります。まさに職業病です。
人と関わらない訳にはいかない教師にとって、ある程度の精神的ストレスは仕方がないでしょう。
要は、そのストレスをしっかりと昇華して、次の日に残さないようにすることが重要です。
そのためにも、しっかりとした質の良い睡眠が大事です。
「早起き」を実践することで、質の良い睡眠につながります。ぜひ試してみてください。
そして、生活習慣を整えるルーティンとして、続けてほしいと思います。
朝型人間(教師)として、毎日を生き生きと自信をもって過ごしてほしいと思っています。
次回は、生活習慣を整えるルーティン「食事」について触れたいと思います。